久良岐古典研究所 設立の口上
本研究所は、武蔵国久良岐郡の、ある谷戸の奥に位置します。かつて「狐の嫁入り」が見られた地です。
この久良岐郡は、和名抄にも見える古い地名です。『新編武蔵風土記稿』に、「国の東南武相の界、海面に差し出でたり、江戸より坤の方十里」と説明されています。
その久良岐郡本牧領の字の中にあって、東海道保土ヶ谷宿より巳の方一里七丁余、現在は鉄道の便が悪く、「バスがやたらに走るのは 近くに駅がないからさ」とフォークデュオ〈ゆず〉が歌う土地が本研究所の立地です。
本研究所の設置目的は、同人の研究成果の発表、広報、蓄積です。同人の出版活動の紹介ページや、進行中の研究メモ類なども公開しています。
本研究所の〈主宰〉は、草野隆(中世和歌 クサノタカシ)です。
研究員は、主宰の他、染谷智幸(近世小説 ソメヤトモユキ)、塩崎俊彦(近世俳諧 シオザキトシヒコ いずれ登場予定)